水位計測システム

特徴
  • 河川の写真に背景となる構造物が写っていて、その高さがわかれば画像だけで水位の計測が可能です。
  • 弊社の野外用定点観測カメラeye-Box Zeroだけでなく、市販の監視カメラも使用可能です。
  • 高解像度の写真を使用することで1cm単位での計測が可能です。
  • 計測した水位はバーチャル量水標によって視覚的に確認することができます。
  • 計測結果はWebサイトで閲覧可能な他、より便利に使える専用アプリも用意しています。
  • 画像ファイルと水位データを送信することでバーチャル量水標を合成した画像を提供するオンラインサービスも利用可能です。

バーチャル量水標

バーチャル量水標とは写真と水位を反映した量水標画像を合成して、現地写真に仮想の量水標を表示するシステムです。
画面上にのみ表示されるバーチャル量水標は現地への設置作業が不要なため、観光地等の美観に配慮する必要がなく、汚れて見えなくなったり、増水時に流されて紛失することがありません。デザインや大きさをカスタマイズすることもできます。

当社の水位計測カメラeye-Boxでの水位表示だけでなく、河川監視カメラの写真と水位計のデータを組み合わせて使用する、バーチャル量水標提供サービスもご利用いただけます。

eye-Boxでの水位表示(昼)
例1
eye-Boxでの水位表示(夜)
例2
バーチャル量水標提供サービス
例3

商標登録済 バーチャル量水標:登録5979728
特許出願中 スマートバーチャル表示システム:特開2018-146559(P2018-146559A)

バーチャル量水標のデザイン例

標準メモリ

標準メモリ型(10cm区切り)

メモリ範囲の大きなバーチャル量水標を、小さく映っている橋脚などにセットする場合
メモリ表示が潰れてしまうことがあります。そのような場所では簡易メモリ型をご使用ください。

簡易メモリ

簡易メモリ型(1m区切り)

色分けが1m単位なので、小さなスペースにセットする場合でもデザインが崩れません。
水位ラインの上に現在の水位値が表示されます。

危機管理

危機管理型

危機管理型水位計の基準と同じ色分けになっているデザインです。
グレーは氾濫開始水位
赤は危険水位
オレンジは避難判断水位
黄色は危機管理型水位計の観測開始水位
白は平常水位
水位ラインの上に現在の水位値が表示されます。

無地

無地

無地デザインです。
水位ラインの上に現在の水位値が表示されます。

使用カメラ

eye-Box Zero

省電力で太陽光給電に対応した野外用定点観測カメラです。
赤外線投光器を搭載しており、夜間の観測も可能です。
定期的な写真の撮影の他、画像解析による水位計測も行えます。
LTE通信機能を備えているため、通信ネットワークを用意する必要はありません。

eye-Box Zeroの性能はこちらから確認できます → 性能比較表PDF

アラソフトウェア社内ライブデモ

Raspberry Pi Zeroと赤外線カメラを使用して画像解析による水位計測を行っています。

最新の社内ライブデモ画像

ライブデモの注意点

  • 赤外線カメラのためモノクロ写真となっています。
  • 赤外線照明を設置していないため夜間は更新されません。
  • 社内のミニチュアスケールのため、バーチャル量水標の水位は10倍で表示されています。

下の画像は実際に社内デモを実施している現場の写真です。

ライブデモ現場