映像解析について

河川の水位変化、流速の変化を解析する「映像解析技術」

当社は、定点観測用カメラで撮影した映像を解析して、河川の変化を解析する手法を長年にわたり研究している。この技術では取得した映像から照度分布を解析して自動で水位の上昇を解析し、同時にフローを解析し流速を解析算出している。水位解析技術は、すでに国土交通省主催の革新的河川管理プロジェクト第1弾では鶴見川水系鳥山川で水位観測を行い、第4弾では新潟県小千谷信濃川で2019年10月12日の台風19号の際、昼夜を問わず流速の観測に成功した。今後も新潟県での実施実験運用を行っていく予定である。

画像の鮮明化処理で夜間や悪天時にも対応

国内では、水位や流量、水流の勢いを常時確認して河川管理を行う重要性の高まりを受け、河川に監視カメラを設置するケースが増えてきている。しかし、夜間や大雨、積雪などといった悪条件下では、カメラ映像の視認性は低くなり、既存の画像解析では、水位上昇や水の濁りといった災害につながる変化を把握することは困難だった。
 そこで当社は、ソニービジネスソリューション株式会社、株式会社クレアリンクテクノロジーと共同で、水位計測、流速計測の流況変化(水位や流速の変化)を解析する技術を開発。昼夜間の映像での流体追跡をし、画像を鮮明にする処理、流速解析に関しては当社が培ってきた技術を有効に組み合わせて、夜間や悪天候時の映像が不鮮明となる状況でも、河川状況を確認することを実現させた。